2007/05/22

CentOS 5.0をしばらく利用してみて

 RedHat Enterprise Linux(RHEL) 5のオープンソースから再構築したものがCentOS 5.0であるが、その最大のメリットは、RHEL対応のドライバなどがベンダから供給されやすいので、
サーバのハードを選択する上で情報が得られやすい点である。

 とくに、ネックとなるのがRAIDカードのドライバで、LSI MegaRAIDや3wareのカード、IBM ServeRAIDなどはカーネルソースにドライバがコミットされているので大抵のLinuxで問題ないのだが、ハードにSCSIオプションなどがAdaptecなどの場合だとバイナリドライバしか提供されていない場合があり、その場合RHEL互換であるCentOSは特に便利である。

 最近のサーバベンダのハード構成はSASストレージが基本になっており、レガシーデバイスが一掃されて、その辺のドライバの対応状況がサーバ用Linuxディストリビューションの選択を決定している。

 先日、SYSTEM WORKSPOWER MASTER Server T8630を構成する機会があったが、3ware SATA RAID(3ware 9650SE 4xSATAII/RAID5/PCIe/LP)カードがCentOS 5.0のインストーラで認識せずしなかった。
 そこで3wareにはRHEL 4.xのドライバとドライバソースがあったので、CentOS 4.xをインストールしてからCentOS 5.0にアップグレードをすることにした。
 3wareのサイトからCentOS 4.xのバイナリドライバを取得して、CentOS 4.4 x86_64を最初にインストール。そこからyum list updates; yum updateでCentOS 5.0にして、インストールされたCentOS 5.0 x86_64 xen用カーネル用の3ware SATA RAIDドライバを構築してドライバを上書き(古いドライバが入っているので)して、mkinirdでなんとかCentOS 5.0(x86_64)で利用できるようになった。

CentOSのように、RHEL用のバイナリドライバを利用できるのはメリットであるが、最終的にはドライバソースが公開されているハードでサーバを構成するのが無難である。とくに、バイナリドライバではトラブルが起こったときに対応する方法が全くなく、ただリブートするという対処療法しかなくなる場合がある。
(Linuxサーバのハード構成時には、その点を気をつける必要がある)

社内用開発サーバとしては、初のAMD Opteronサーバマシンだったが、開発用xenドメインを複数動かしているマシンのLinuxとしていて現在は不都合はない。
CentOS 5.0はだいぶハードウェアの選択を楽にしてくれる便利なツールである。